しかし、デュアルモニター化すると「たかがワンクリック」が減ります。それだけで、作業効率が上がりストレスが減少するのには、ちょっと衝撃を受けました。 さらに、今まで仕上がりを見比べながら行うのが困難な作業でも、2画面で比較しながら出来ちゃったりと、「目からウロコ」の出来事がいっぱい。 でも、何が一番アレだって言うとy○u tube等をサブモニターで流しておいて、メインで作業やブラウズなんかする「ナガラ」が出来ちゃうことですね!
深夜放送を聴いていた中・高校生の頃を思い出しますわ。
札幌市では、2009年7月よりゴミ収集の有料化が開始されました。意外に混乱も少なく、ゴミのスリム化も予想以上の進展だそうです。
「何も影響が無かった」かと言うと、そうでもないようです。お取引のある賃貸オーナー様より、ご相談を受けました。いわく-
- 近所の賃貸物件住人が、勝手に自分の物件のゴミステーションにゴミを捨てていく。
- 自己物件の入居者はマナーを守ってくれるが、勝手に捨てていく者は分別等のマナーを守らない。
- 結果ゴミステーションがあふれ、汚れ、自己物件の魅力が落ちる。(入居希望者の案内時には大きなマイナス要因となる)
「何かいい方法は無いかい?」とお問合せをいただきました。
で、普段から暖めていたアイディアをカタチにしてみました。
それは、「インテリごみ保管庫」です。出入り管理のシステムを簡素化し、ゴミ保管庫に利用しようと言うものです。つまり-
- 本来の利用者には優しく、部外者は遮断。
- ゴミを捨てやすく、回収しやすく、部外者が捨てづらくする。
と言うものです。
どんな風に使うかと言うと、
- 入居者はお部屋のカギで解錠しゴミを捨てることが出来る。(オートロック付物件でしたので、それを利用)
- ゴミ回収の時間帯は連続解錠。(その時間帯であれば、入居者もゴミ捨て可能)
今回は半屋外でしたので、防水性や耐久性を特に重視しました。
使用した錠は「電磁石錠」です。余り知られていない製品ですが、強力な磁石で吸着板を引き寄せ、施錠すると言うものです。ちなみに、今回使用した製品は270kgfの吸着力があるので、無理にあけようとするとフタが先に変形するほどです。
「電磁石錠」は機械的な可動部がないため、故障の発生が非常に少ない特性があります。また、フタが少々ずれたり変形しても、「磁力」で吸着するため施錠不良が発生しにくい利点があります。
屋外で使用するには、理想的な錠です。
では、「インテリごみ保管庫」の勇姿?を。
中央の電磁石錠設置場所以外、指はさみ等が発生しづらいように隙間を多く設計しました。
ピロティ駐車場内に設置したため、臭いが広がらないよう通気孔は小さめに配置してあります。
フタにはガススプリング=自動車のリアゲートなどについているものと同じ=を取り付けてあるので、軽い力で開けられ、フタは上部で保持されます。
画像中央やや左上の黒地に銀線2本が入ったモノが「電磁石錠」です。
矢印上の円形の部品が、オートロックにも付いている「キースイッチ」=入居者のお部屋のカギで開けられる=です。
ちなみに、「電磁石錠」をコントロールする部分は、別にボックス内設置してあります。週間タイマーと組合せ、ごみ収集日以外は完全施錠、収集日は回収車の到着時間帯に自動解錠の設定をしてあります。
え? 「誰も見てなければ、回収日の解錠時間帯にゴミを捨てていくヤツもいるだろう」ですって?
ご心配無用。今回は、防犯カメラも設置しましたので、運用後にマナー違反のゴミ捨ては起きていないそうです。
なお、「インテリごみ保管庫」は大きさや設置場所・製作サイズ等により製作の可否・価格が変動いたしますので、お問合せください。
最後に、製品作製にご協力いただいた鉄工所様、そしてお問合せ・ご発注を頂きましたオーナー様に重ねて感謝いたします。